ニッポンを代表するアイウェア・ブランドには魅力的なデザイナー&ディレクターがいます。
彼らが創りだす自社プロダクト(アイウェア)だけでなく、
愛用するプロダクトにも、各々の個性が表れてくるはず。
ということで、日本のアイウェア業界を牽引する9人に訊きました、
普段愛用しているNIPPON プロダクトはなんですか?
ニッポンを代表するアイウェア・ブランドには魅力的なデザイナー&ディレクターがいます。
彼らが創りだす自社プロダクト(アイウェア)だけでなく、
愛用するプロダクトにも、各々の個性が表れてくるはず。
ということで、日本のアイウェア業界を牽引する9人に訊きました、
普段愛用しているNIPPON プロダクトはなんですか?
NYのブルックリンで起業し、現在は東京を拠点に活動するポスタルコ。外山氏が愛用しているのは車輪を使った印刷機で不規則なストライプを印刷したノートだ。「アイデアが浮かんでからスケッチを描くというよりも、このノートを開いてからアイデアが生まれる魔法のノートです」。●POSTALCO 京橋店 Tel.03-6262-6338
デザイナーのムラタチアキ氏のプロダクトが好きという笠島氏が、日常的に使っている脚立。「脚立の機械的な部分を全て隠した、シンプルでクリーンなフォルムです。飽きない見た目だけでなく使い勝手も非常にいい。畳んだ状態で、直立不動で立たせられるところがニクい」●ハーズ実験デザイン研究所 Tel.06-6854-3387
長崎・波佐見焼の陶磁器ブランドのマグ。「北欧や英国のヴィンテージ食器が好きで、気軽に日常使いできるものを探していた時に出会いました。どことなく懐かしいデザインや釉薬の色使い、スタッキングできる機能性など、ミッドセンチュリーのプロダクトに通ずるものがあって気に入っています」。※廃盤カラー。●マルヒロ Tel.0955-42-2777
“鞄の街”、兵庫県豊岡市のファクトリーブランドが手がけたダレスバック。「あまり他のプロダクトには興味がありませんが、この鞄は一目惚れでした。ポイントは、このプロダクトを見て心が動いたこと。使うこと自体が“特別ではない”日常になっています」。●アートフィアー カスタマーサービスTel.0796-23-5408
ネクタイやスカーフなどを中心に展開するNYブランド「ヒルサイド」のスニーカー。実は福岡県久留米市の「ムーンスター」が、昔ながらのヴァルカナイズド製法で仕上げている。「履き潰れないことが逆に悩み(笑)。それくらいちゃんと作られています。それでいて、無骨さ加減もちょうどいい」※山岸氏の私物を撮影。
「4年前、オプト.デュオの3人で燕三条の工場見学に行った際に訪問したセブン・セブン。そこで見た真空二重構造タンブラーがあまりに美しく、こだわりの造形だったため3人とも衝動買い。ずっと冷えたままのビールを飲める唯一無二のタンブラーで、今でも感動しています」●セブン・セブン 東京営業部 SUSgallery Tel.03-5579-9261
「ペン、メガネドライバー、小型ノギスなどを入れて、毎日持ち歩いているロールペンケースです。収納が多くてもロールタイプだから、コンパクトでムダなくまとまります。オイルヌメ革を長年使用しているので、経年変化で良い風合いになってきました。とても愛着が湧いています」。●土屋鞄製造所お客様サポート係 Tel.0120-907-647
“スティル バイ ハンド”というブランド名を直訳すると“いまだに手で”という意味。そこには、洋服がいくつのも人間の手によって生まれてくるという意味が込められている。「日本の職人の手によるプロダクトにこだわったその想いは、私たちと向かうべきその方向は同じです」。●スタイルデパートメント Tel.03-5784-5430
「サイトーウッド」は、成型合板の技術を駆使してダストボックスやトレイなどを半世紀以上作り続けている静岡県の老舗メーカーだ。「職人の手仕事で作られていて、完成度が非常に高いと思います。かなり前に買いましたが劣化はほとんどなく、長く使えるものです」。●サイトーウッド Tel.054-285-8182
photo:JUN UENO
text: TAKANO FUJII
design:KOHTARO HORI(horitz)
direction: HOOK
UPDATE20180327